知っててほしい【ぼうこう瘤】‼︎
骨盤底筋が緩み、骨盤臓器脱を発症する女性がとても多いということは前の記事にもかきました。
骨盤臓器脱とは子宮脱、ぼうこう瘤、直腸瘤というものです。
その中でも多いのが、ぼうこう瘤(膀胱脱ともいう)。
この病気は昔からあるもので
女性にとっては、誰がなってもおかしくない病気なのですが
意外とみなさん知らない。
絶対に損はないので、あなたの大切なからだのために知っておいてください。
ぼうこう瘤の症状
ぼうこうは子宮の隣にある臓器です。
骨盤底筋が緩んでくると、ぼうこうがお隣さんである膣の内(子宮とつながっている)に入り込んで、下がってきてしまう症状です。
最初は尿失禁をともなうケースが多いので
お手洗いが近くなります。
さらに悪くなると、おしっこをする出口よりもぼうこうが下がり、トイレで出そうとしても尿が十分に出切らなかったり、おしっこをしにくい…など症状は悪化します。
医療機関にかからず、治療をしていない女性もいることから、患者さんの数を調べるのは難しいですが、米国の報告によると、全女性の75%が骨盤臓器脱(子宮脱・膀胱瘤など)の因子をもっているそうです。
治療法は?
- リングペッサリー
- 手術
と大きく2つに分かれます。
リングペッサリーでの治療
輪っか状のプラスチックの器具を膣にいれて、ぼうこうやその他の臓器が下りてこないように留めておく治療法です。医師によって行われます。
手術での治療
患者さんの病気の程度によっていくつかの方法があります。
子宮をとる方法。膣の壁を縫い合わせる方法。
膣の入り口を閉じるように縫いあわせる方法など。
医師の診断によって変わります。
まとめ
程度にもよりますが、一度かかってしまうと、自力での回復には時間がかかります。
必要ならば手術と診断されてしまうかも。
ぼうこう脱は珍しい病気ではありません。
あれ、おかしいな?と思ったら放っておかずに相談を!
あなたの膀胱、子宮、直腸などの臓器は
正しい位置にありますか?
まずは、あなたのからだを知ることから始めましょう。